2024.07.19 新NISA(少額投資非課税制度)について
NISAとは
NISA(ニーサ)とは、少額からの投資を行う方のために平成26年(2014年)1月にスタートした「少額投資非課税制度」です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)と名付けられました。
通常、上場株式や投資信託などにより得られた利益(配当金や売却益)には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で得られた利益に対しては税金がかかりません。
このNISAが令和6年(2024年)1月より新しくなりました。
新NISAの特徴
①非課税保有期間が無期限
非課税保有期間が無期限となりました。
②つみたて投資と成長投資が併用可能
旧NISAでは、つみたてNISAもしくは一般NISAのどちらかひとつしか選択できませんでした。
新NISAでは、一定の条件を満たした投資信託へ積立投資ができるつみたて投資と、国内株式・海外株式・投資信託へ投資できる成長投資のふたつを併用可能になりました。
③非課税保有限度額が1,800万円(内、成長投資は1,200万円)
年間投資枠は、つみたて投資が120万円、成長投資が240万円となります。
投資枠は保有商品を売却すると翌年以降に購入時の金額分が再度利用可能となります。
以下は旧NISAから変更はありません。
・1人1口座
口座開設する年の1月1日時点で18歳以上、日本に住所がある人が対象
・NISA口座での利益は確定申告の必要はありません
仮に、損失が出ても他の株式口座(特定口座や一般口座)との損益通算や繰越控除はできません。
新NISA制度 | ||
対象者 | 日本にお住いの18歳以上の方
(口座を開設する年の1月1日時点) |
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口座開設数 | 1人1口座 | |
非課税保有期間 | 無期限 | |
2つの枠 | つみたて投資 | 成長投資 |
買付方法 | 積立投資のみ | 通常の買付・積立投資 |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円
(内、成長投資は1,200万円) |
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売却可能時期 | いつでも可能 |
参考