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2023.07.24 個人事業主か法人設立か、どちらがよいか

個人事業開業と法人設立のどちらがよいかは、個々の事情や目標によって異なります。
以下に個人事業主と法人のそれぞれの利点をまとめてみたので、これらを考慮して自身の状況に合った選択をおこなっていただければと思います。

個人事業主の利点
①簡単な設立手続き : 個人事業主は法人に比べて設立手続きが簡単です。
法人登記や株式発行などの手続きが不要で、個人で手続きすることで事業を始めることができます。
②報告書の簡素化 : 個人事業主の場合、法人のような複雑な財務報告書の作成が不要で、法人に比べると会計処理が簡単です。
③個人所得税の適用 : 利益は個人の所得として申告されます。そのため所得金額によっては、法人税よりも低い税率が適用される可能性があります。

法人の利点
①責任の制限 : 法人は個人とは別の法的実体であり、個人の財産は保護され法人の負債に充てられることはありません。
そのため、法人が負う債務や法的責任は、一般的に法人自体に制限されます。
②資金調達の容易さ : 法人は自己資本を持つことができ、株式発行などにより資金調達が可能です。
法人として信用が築かれれば、銀行からの融資など、より多様な資金調達方法も利用できます。
③税務上の優遇 : 法人には一般的に個人には適用されない税制上の優遇措置が存在します。
また、法人税率が個人の所得税率よりも低い場合、法人成立は税金の節約につながる可能性があります。
④永続性 : 法人は設立後も存続し、経営者の変更や死亡によっても影響を受けません。
これにより、事業の永続性や長期的な計画立案が可能になります。

どちらを選ぶか検討する際には、以下の点を考慮するとよいでしょう。

・事業規模と将来の拡大計画
・責任制限やリスク管理の必要性
・資金調達の必要性
・税金や経理処理に関する適応可能性
・法的な義務と手続きの違い

最終的な判断は、事業の目標や状況によって異なるため、最適な選択肢を見つけることをおすすめします。
当事務所へご相談いただければ、起業前から設立・経営・会計処理などご対応させていただきます。

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